働かないオジサン問題、続けます。
前回久々に「働かないオジサン」問題について書きましたが、
アップした次の日に、朝日新聞さんが違う角度からの特集ページを組んできました。
簡単に言うと、「オジサンを活用できていない会社にも責任があるのでは」という意見が掲載されています。
そうだそうだ~!
これは取り上げておかないと(笑)
会社の処遇にも問題あり
朝日新聞の「会社の妖精」に関するアンケート結果(1月19日)を受けて、
先日コラムをひとつアップしたのですが、
働かない「妖精さん」を追いつめる、時代の圧力
働かないおじさん問題。「会社の妖精」という使いやすいワードで、定年前世代を見る目が一層厳しくなっているのを感じます。関連する記事もしばしば目にするようになりました。…ということで、久しぶりにこの問題をとりあげてみました。あなたの会社ではどうですか?
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次の日の朝刊で「手立てを探る」というテーマで特集が組まれていました。
● ベテラン勢「妖精さん」能力生かし不公平感改めるには:朝日新聞デジタル
働く人生はまだ続きます。ベテラン勢の能力を生かし、不公平感を改めていくには。
手立てを探ります。
この特集記事では、
「仕事を任せていないだけ」
「上から処遇を押し付けない」
「賃金下げず 士気もキープ」
と、会社側の対応にも問題があるという意見を紹介しています。
共に会社を成長させてきた今の中高年に対して「自己責任」と言わんばかりに本人に問題を押し付けて、急にリストラへと方針転換するのは「いかがなものか」と思っていますので、
「会社の妖精」を広めたメディアの責任として、こういう見方もきちんと載せるのは良いことだと思います。
「働かないオジサン」がワードとして定着し、「オジサン=働かない」というステレオタイプなイメージが定着しそうな流れに「待った」をかけてくれるといいのですが。
参考:
● 「妖精さん」どう思いますか? フォーラム:朝日新聞デジタル
こうした「働かない」中高年を「妖精さん」と名付けた若手会社員の本音を記事で紹介したところ、様々な反響を呼びました。みなさんはこの現象をどう考えますか。
世代の分断をあおるのはやめよう
他にもこんな記事を発見。
世代を分断させるような議論は不毛だ、という意見には激しく同意します。
● 働かないオジサン批判は不毛だ 世代間の断絶で失うもの
朝日新聞デジタル(有料記事)
東京経済部・古屋聡一 2020年1月10日 7時00分
長年勤めた会社を辞め、50代で居場所探しの旅に出た人たちを取材した経験からすると、こうした批判は世代を分断する不毛な議論だと思う。
この問題が、世代の分断から「いじめ」「排除」の構図に流れていかないことを願います。
みんながそう言っているから、
面白おかしく人を見下すチャンスだから、
今なら何を言っても自分は叩かれなさそうだから、
・・・新しい攻撃対象見つけた!
と、おじさん世代を十把一絡げにして何かのはけ口に使うのは無しで。
ひとりひとり、みんな違う。
誰にでも、そこにいる理由がある。
今から、違う環境に挑戦する練習を
が、だからと言って会社批判に乗っかって「何もしない」のはそれこそ「妖精」「妖怪」。
現役である以上、本人の努力は必要です。
成功体験に固執せず、好奇心をもち、新しいことに挑戦しましょう。
一度会社を辞めた立場から、ひとつ。
定年まで頑張って今の環境にしがみついても、
会社を辞めた日から、その環境とは綺麗サッパリ縁が切れます。
その時に、好奇心の種がないと、行くところがなくなります。
好奇心の種は急には拾えないし、育ちません。
普段から見まわしておかないと、フットワークをつけておかないと、見つけられません。
仕事でもいい、仕事じゃなくてもいい。
「現状維持」の「現状」は、いつなくなるかわからない。
ってなことは、サラリーマンなら痛いほど知っているはず。
新しいこと・新しい環境に「挑戦するマインド」を持ちましょう。
脱!現状維持!
オジサンも立ち上がろう!動こう!
・・・お前モナ~ ^^;
2020.3.27 「執拗な退職勧奨」にNOの判決が出たのをうけて↓
黒字リストラの動きに待った?日立への横浜地裁判決の意味
2020年3月24日、50代男性に「執拗な退職勧奨」を行ったとして横浜地裁が日立に慰謝料20万円の支払いを命じました。画期的な判決です。残りたいという意思を明確にしておけば、執拗な説得は違法になります。会社の一方的なオジサン減らしに待ったをかけるか?
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