日々増えていく、IDとパスワード。
何とかラクに安全に管理したいと思っていましたが、やっとやる気になりました。
「Bitwarden」
これ、いいです!(*'▽')
いつもパスワードであたふたしている奥さんも使い始めました。
ためていたサイトURLやパスワード情報を入力するのは面倒でしたが、コロナウイルスの影響で空いた時間を使って一挙に整理!
一度やっておけば、あとは安心便利!
しかも無料!
いいですよ、これ。
【悲報】
2021.2.19追記
「LastPass」をお使いの方に悲しいお知らせ。・・・ですが僕たちには「Bitwarden」がある^^。 引続き、安全に簡単にパスワードを管理していきましょう。
無料版が機能制限された人気パスワード管理サービス「LastPass」から「Bitwarden」に移行する方法 - GIGAZINE
「LastPass」がこれまで無料利用が可能だったPC・スマートフォンなどのデバイスの垣根を超えたパスワード共有機能を有料化すると発表しました。無料版の機能が制限されることになったLastpassについて、同種のパスワード管理サービス「Bitwarden」が「Lastpassから移行する方法」という記事を公開しています。
どんどん増えてくログイン情報
「時間が出来たらやろう…」と思っていること、たくさんあると思います。
写真の整理、撮りためたビデオの整理、本の整理、部屋の整理、○○の整理…(笑)
日常的に整理・管理ができていないからですね。
「いつかやろう」は「結局やらない」
さすがの自分も退職したらやるだろう…と思っていたけど、相変わらずの後回しぶり。どうしたことでしょう、次々と優先順位が高いものが出てきますよ(笑)
写真とかビデオは普段使うものではないので「いつかやろう」でいいんですけど、
普段から不便を感じていて「早くやろう」と思っていたのが、
ログイン情報(ID・パスワード)の整理と、自動入力化
なんです。
ID・パスワードの管理方法(私の場合)
自宅でパソコンを使い始めて20数年、すでになくなったサイトも含めて、ログインに必要なIDとパスワードはかなりの数になっています。
近年はショッピングサイトやクラウドサービスが激増して、何をするにもIDとパスワードが必要。
ユーザIDも、メールアドレス、ニックネーム、サイトから割り振られるものなど、サイトによっていろいろ。
私の場合メールアドレスだけで10個あるので、結構ややこしいことになっています(自業自得💦)。
何かを登録するときには忘れないように、
今までのやり方
- アドレス毎にあるメールソフトのメモ欄に、登録するサイト名とIDパスワードを日付と一緒にメモ
- メインブラウザのGoogle Chromeに、ログイン情報を保存
この二つで記録を残していました。
Googleログイン済みの Chrome なら、ログイン画面で自動的にIDとパスワードが入力されるので、たいていの場合そのままログインできます。
パスワードが古かったりしてログインできない場合は、メールソフトにメモしてあるログイン情報を探してコピペで入力します。
そんなやり方をしていました。
皆さんはどうやって管理していますか?
うちの奥さんみたいにノートにメモしている人もいれば、エクセルで整理している人、ブラウザに保存している人、1Passwordなどの管理ソフトを使っている人、様々だと思います。
パスワード管理でのいろいろな不安
Googleを信用しないわけじゃないんですが、インターネットではいつ何が起こるかわかりません。
Google Chrome に認証情報を保存しておくと、ウェブサイトのログイン時に自動入力してくれて便利なんですが、ハッカーにしてみれば宝の山。
MicrosoftのEdge なんかも同じですよね。
それこそ世界中のハッカーが狙っているはず。
自分のPCで保管しているメールソフトのメモ欄にしても、暗号化されているとはいえ盗まれれば解析は可能だし、PCに何かあったら消えちゃいます。何よりもいちいち探してコピペするのがめんどくさい。
何かいい方法はないかなぁ~、と思いつつ、真剣には探していませんでした。
ツールを探す手間と、今あるログイン情報を全部入力する手間を思うと気乗りがしなくて(笑)
パスワード管理ソフト Bitwarden のメリット
そんなこんなでまあいいやと、延ばし延ばしにしていたツール探しですが、ある日別の調べものをしている時に、この「Bitwarden」を知りました。
お?ちょっといいかも、と思って調べ始めたら、絶賛の嵐。ものすごく評判がいい。
これは、面倒くささをこえて使ってみる価値あり?!
と、重い腰を上げて、とりあえず2つ3つ登録して試してみたら
おぉ~!すっげぇ便利!!
で、その日のうちに、よく使うサイトのログイン情報をシコシコと登録することに。
老人のいる実家への帰省がコロナウィルスの影響で取りやめとなって、たまたま出来た時間を有効に使わせていただきました。(^-^;
Bitwardenのいいところ
事前に調べたBitwardenのいいところは、
いいところ
- 個人利用は無料で登録数の制限なし、ありがたし
- メジャーなOSとブラウザをカバー、どれでも使える
- デバイス間で同期してくれる。どのデバイスでデータ登録してもOK
- 同期は一定時間で自動同期。手動ですぐに同期も可能
- IDとパスワードの自動入力、これが便利
- 2段階認証に対応、万が一マスターパスワードが漏れても安心
- 2段階認証用のスマホをなくした時用に、リカバリーコードあります
- オープンソースなので企業の思惑が入らずセキュリティ上安心、永続性がある
- 全てのデータは暗号化してクラウドに送られるので、開発者も見れない
- クラウドはマイクロソフトAzure、安心度高い
- 1password や lastpass などからデータ引継可能(参照)
1Passwordとか lastpass などのアプリも、名前は知っていたものの使うタイミングを逸していましたが、Bitwardenは今回ぽかっと時間が空いたいいタイミングで使い始めることができました。
これも何かの縁かなと。
↓他のアプリとの比較を考えている方には、こちらがとてもわかりやすいかと
アプリ比較
Bitwardenを使ってみて
実際に使ってみた感想は、
いいですよ、コレ!!
感想
- 今までためていた認証情報を登録するのが面倒だけど(とか言ってる場合ではない^^)
- 各種ブラウザのプラグインが用意されていて使いやすい
- プラグインからブックマーク的に登録サイトにいけて便利
- 登録サイトはジャンルごとにフォルダーで分類できる
- 登録サイトで、プラグインに表示されるサイト名をクリックすると、IDとパスワードがピョインと自動入力される!かわいい
- Windows、macOS 用のデスクトップアプリもある(入れておくと便利)
- iOS、Androidのアプリが用意されていて、スマホでも使える(使えた)
- スマホでは生体認証(Face ID・指紋認証)が使えてラク
というわけで、早速使い倒してます。
認証情報を入力するのが面倒でたまにしか訪れなかったサイトも、マウスだけでちょいちょいっとログインできるので気楽に開けます。
金融機関系のようにIDとパスワードだけではログインできないところもありますが、それでも手間は大幅に減った感あり。
ちょっと手放せないですね。
アナログな保存の方法
ちなみに、入力した認証情報はcsv形式でエクスポートできます。
手元に何か残しておかないと不安な方は、全部入力したら、一旦エクスポートしてとっておくといいかもしれません。
やってみたところ、エクスポートされたファイルは日本語が化けてしまっていますが、URLやID,パスワードは英数字なので情報としてはつかえます。そのうち日本語出力にも対応してくれることを期待しましょう。
但し!それが漏れてしまったら意味がありませんから、エクスポートしたら即座に暗号化(エクセルの、ファイル>情報>ブックの保護)して、セキュリティ保護されたUSBなどで保管するのがよいかと思います。
ちなみに私は暗号化した上で即座に削除しました。
お手もとの情報管理も、慎重に。
奥さんにも勧めてみた
というわけで、時々パスワード忘れで大騒ぎしているうちの奥さんにも勧めてみました。
彼女も実家へのコロナウイルス伝染を警戒して予定していた帰省をやめて、ポカっと時間ができていたので半ば強引に引きずり込んだ形。
パスワードがどうしたこうしたで迷惑こうむるのは、わたしですもん (*´ω`)
導入と最初のサイト登録まではおつきあいして、あとはお任せ。最初はめんどくさいと文句を言っていたものの、自動ログインをやってみてからは黙って登録作業を進めておりました。
ね、便利でしょ(笑)
インストール方法、使い方
使いたくなってきた貴方のために、インストールと使い方を。
あらためて私が解説するまでもなく、先達のサイトを見れば問題なく使えると思います。私も参考にさせて頂きました。ありがとうございます。
リンク集
- 公式サイト
Open Source Password Management Solutions | Bitwarden - ざっくり、インストール・設定と使い方
Bitwarden の評価・使い方 - フリーソフト100
無料で使えてデバイス間での自動同期にも対応しているパスワードマネージャー「bitwarden」を使ってみた - GIGAZINE - もうちょっと詳しく、2段階認証も設定
無料でもここまでできるパスワード管理ツール(Bitwarden) - おススメの理由
パスワード管理ソフトはBitwardenが非常にオススメ!
1PasswordからBitwardenへ乗り換えた話。 - おススメの理由、もちょっと詳しく
パスワード管理ソフトBitwardenのすすめ - umashibaブログ - 他ソフトとの比較も含め、導入から使い方まで詳しく
【SSS】Bitwardenのダウンロードと自動入力の使い方 - 高度な使い方(その1)
bitwardenの複数項目自動入力、カスタムフィールド設定 - 高度な使い方(その2)
【家族・組織対応】パスワードをbitwardenで共有管理 - 他のパスワード管理アプリとの比較
【SSS】将来を考えたパスワード管理ソフト・アプリの選択
このアプリの場合、一番気をつかうのは導入時、Bitwarden自身のセキュリティ設定の部分です。
ここさえしっかり設定しておけば、
- IDとパスワードの保管はBitwardenにまかせて、
- ログインの時はキーボードに触れることなくマウスをポチポチッとクリックするだけでOK!
- 又は顔や指紋の生体認証を使ってログインOK!
となるはず。
ご参考までに私が気を付けたのは、
注意ポイント
- マスターパスワードは忘れないように。度々必要になります
- マスターパスワード設定時の「強度」は高めに
- 2段階認証は設定しましょう。万が一のために
- 因みに2段階認証アプリはAuthyがいいらしい(奥さんにはAuthyを勧めましたが私はGoogle Authenticator 笑)
- リカバリーコードは万が一に備えて必ずメモと保存を
- お使いのブラウザで拡張機能をインストール(公式サイトから)
準備が出来たら、ブラウザの拡張機能(または公式サイトかアプリ)から認証情報を登録して、自動ログインを試してみましょう。
便利ですよ~~~
安全性をあげて、覚えることは減らす
というわけで、長年の懸念を解決してくれそうなパスワード管理ソフト「Bitwarden」、愛用していけそうです。
セキュリティレベルは向上させつつ、覚えるのはマスターパスワードだけでOK!
慣れてきたら、個々のサイトのパスワード強度もぐっと上げておくのをお勧めします。
だって覚える必要がないから、どんな複雑なパスワードにしても大丈夫。
衰えていく記憶力を補うためにも、こういう便利なツールは積極的に使っていこうと思います。
次に欲しいのは、人の顔と名前をリアルタイムで教えてくれる… (^-^;
10年以内にできていると思ってますが、ますます頭使わなくなりそう?(笑)
楽しい未来に期待しよう。