9月初旬の「最大級」台風10号の影響が、このサイトにもやってきました(笑)
昨年10月の台風19号からガラス窓に貼りっぱなしだったガムテープを苦労してはがした、トホホ話へのアクセスが急増でびっくり。
みなさん台風に備えていた様子、お役に立てたら大変うれしいです^^。
【解決】窓ガラスのガムテープのはがし方、8ヶ月後でも大丈夫!
窓ガラスに粉状でこびりついてしまった布ガムテープの除去奮闘記です。約半年間の試行錯誤の末、やっと「いける!」という方法を見つけました。使うのは、ほぼ家にあるものと100円ショップで買えるもの。同じように困っている誰かのご参考になれば幸いです。3年後でもとれたという報告あり!
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そしたら台風一過の週明け、NHK朝の情報番組「あさイチ」の特集がなんと、
「粘着テープを使った窓ガラスの補強法とそのはがし方」という、タイムリーな情報をとりあげていました。これは、フォローしないわけにはいきません(笑)
今回は、番組で紹介された「家にあるものを使った粘着テープのはがし方」と、
今年の台風対策として考えた「飛来物から窓ガラスを守る方法」についてまとめてみます。
「最大級」台風への備えを
「最大級の警戒と安全確保を」と報道された超大型の台風10号が、9/6に沖縄、9/7に九州の西を北上して朝鮮半島に抜けていきました。
大きな被害をもたらした昨年の台風15号・19号の記憶からか、多くの人が早めに避難行動をとっていたのが印象的でしたが、それでも被害にあわれてしまった皆様には謹んでお見舞いを申し上げます。
自宅で停電や断水への備えはできても、土砂崩れと水害に対しては「無力」だということを思い知らされます。
ハザードマップを調べて、少しでも不安があったら、早めの非難を心掛けましょう。
それにしても、「最大級」「観測史上最大」「かつて経験したことのない」などの形容詞をよく聞くようになりました。
最近地球がちょっとおかしい。
今から選べるのであれば(難しい問題ではありますが)、50年70年に一度の災害を想定した土地選び、住まい選びが必要に思えます。
粘着テープで、ガラスの飛散防止
台風で怖いのは雨と風。
何が飛んでくるかわからないから、雨戸やシャッターは閉めて、またはベニヤ板でふさいで。
それができない場合は、粘着テープでガラスの飛散防止を。
そして万が一に備えてカーテンを閉めて、
洗濯ばさみで左右のカーテンを閉じて、
窓から離れたところに避難です。
昨年の台風15号19号の前には、養生テープや布ガムテープが店頭からきれいに無くなっていました。
皆さん、準備していますか?
「あさイチ」で推奨されていた貼り方は、
- 斜めに格子状に貼って(米印ではなく)、
- 窓枠に沿って外側を縁取りをするように貼る。
「格子状+縁取り」で強度UPになるそうです。
実験では、プラスチック製の透明な「OPPテープ」が飛散防止に一番効果あり、でした。
しかしこれに関しては、ネットでも疑問の声が多数。その理由は「はがしにくい」です。
紙ガムテープ(クラフトテープ)も、「はがしにくい」から、パス。
あとのことを考えると、若干効果はおちても「はがしやすい」養生テープ、もしくは布ガムテープの方がいいですね。
ガラスの飛散量が少なめと言っても大きくは変わらないし、はがすとなったら大変。
というわけでNHKには申し訳ないけど、はがれなくなった粘着テープで散々苦労した身としては、
やはり養生テープ推しです(笑)
「粘着テープ」と「ガムテープ」
ちなみに、番組内で説明がありましたが、ガムテープではなく「粘着テープ」が正しい名称なのだそうです。本来の「ガムテープ」は水を付けると接着力を発揮するクラフト紙のもので、そのままペタッとはれるのは「粘着テープ」。ですが「ガムテープ」は商標登録されていないので、一般名称として「ガムテープ」を使っても問題ないのだそうで(Wikipediaより)、ここでは総称としての「粘着テープ」、個別の名称として「(布・紙)ガムテープ」を、NHK情報は番組内での呼称に準じて、使わせていただきます。
「あさイチ」で紹介されたはがし方
では、「あさイチ」の「”家にあるもの”できれいに剥がす」方法をご紹介します。
番組ホームページにアーカイブされているのですが、しばらくすると消えてしまうようですので書き残しておきます。文章での説明(引用)になってしまうことをご容赦ください(画像を含めた解説は番組HPアーカイブをご参照ください)。
レベル1「布粘着テープで落とす」
時間があまりたっていない、ちょっとした汚れを落とすときに。
- 汚れを覆うように布粘着テープを貼る。
- 汚れの上からペンなどのかたいものでこすって、しっかり貼りつける。
- 粘着テープをゆっくり剥がす。
- 残った細かな汚れは、粘着テープをペタペタして落とす。
〇 窓ガラス、プラスチック
✖ 木製の家具
レベル2「霧吹き・ゴム手袋・スプーンで落とす」←おススメ!
特に、クラフトテープなど紙製の粘着テープの汚れ落としに効果的。
傷をつけにくくて簡単に試せるので、まずこれを試してみるのがおススメです。
ゴム手袋(指先に凸凹がついているもの)と、金属製のスプーンを用意します。
- 汚れ全体に霧吹きで水をたっぷりと吹きかける。
- ゴム手袋の指の部分に金属製のスプーンを入れて、軽くこする。
〇 窓ガラス、木製の家具(下記除く)、プラスチック
✖ 表面加工されていない白木の家具
レベル3「ドライヤーで温めて落とす」
水をかけてこすっても落ちない、こびりついた汚れにオススメの方法。
段ボールに貼られたシールをはがすときなどによく使いますね。
- ドライヤーを窓ガラスから指1本分離して当てる。窓ガラスを触って熱いと感じる程度に温める。
- 温かいうちに、かたく絞ったタオルや雑巾で汚れを拭き取る。
※ 冬場は窓ガラスが割れるおそれあり、行わない
〇 窓ガラス(✖冬場は避ける)、木製の家具(下記除く)
✖ 表面加工されていない白木の家具、プラスチック
レベル4「ラップでふやかして落とす」
広範囲に残ったクラフトテープなどの汚れにオススメ。
- 汚れ全体に霧吹きで水をたっぷりと吹きかける。
- 上からラップを貼りつけて、10分間、汚れに水分をしみこませる。
- 待っている間にドライヤーで温めるとさらに効果的(✖ 冬場は窓ガラスが割れるおそれあり)。
- 剥がしたラップを丸めて、汚れをこすり落とす。
〇 窓ガラス、木製の家具(下記除く)、プラスチック
✖ 表面加工されていない白木の家具
レベル5「プラスチックのカードを使って落とす」
かなり時間がたった布粘着テープのベタベタなど、ガチガチにこびりついたベタベタに効果的。
- 食器用洗剤をおよそ100倍の水で薄め、霧吹きで汚れに吹きかける。食器用洗剤は、中性・弱アルカリ性・弱酸性、どれでもOK。
- 期限切れのクレジットカードなど少し硬めのプラスチックのカードをハサミで斜めに切る。
- カードで汚れをこすり落とす。汚れが乾いてきたら霧吹きをかけて、ぬれた状態をキープしながら、根気よくこすり落とす。
〇 窓ガラス
✖ 木製の家具、プラスチック
番外編 「プロの道具で落とす」
と、ここまでが番組で紹介されていた方法ですが、
コーナーの冒頭に「プロが使っている道具」として
「三枚刃」
というものが紹介されていました。
見た目は幅広のスクレイパーで、水(+洗剤?)を吹き付けた窓の紙ガムテープをガシガシとはがしていましたが、
「プロの道具なのでちょっと危ない、使い方も難しい」
とのことでさらっと触れただけ。
いやそれ知りたいです!!!
…ということで、探してみました。
番組で使われていたのは、たぶんこれですね。
切れ味抜群、プロの皆さんご愛用のようです。お風呂の鏡の水垢もとれちゃうらしい。
但し取り扱い注意、ご使用の際には怪我に十分ご注意ください。
アマチュアでも使いやすそうな、三枚刃ではありませんが評判いいのがこれ。
三枚刃を探していて見つけました。
ガラス面に傷がつきにくく、サビにも強いステンレス刃仕様。歯部分の幅は47.5mmとスリムですが、ガラス以外でも手軽に使えそうなサイズです。
一家に一つ、あると便利そう!
ベタベタがあるうちにはがそう
とはいえ、粘着テープは固まってしまう前にはがすのが一番!
「あさイチ」で紹介された方法は、まだベタベタが残っている状態なら有効なようです。
それより何より、布ガムテープは数日以内ならはがしやすいはずです。
忘れずに、はがしましょう。でないとうちみたいに苦労することになります… ^^;
紙ガムテープはキレイにはがすのが難しいですが、上記の方法いずれかで剥がせるようですので、早めに処理しましょう。
固まってしまったら…
しかし、放置しすぎて窓ガラスにこびりついて、パリパリのペリペリになってしまった布ガムテープ(これうちの場合^^;)をはがすのは、これらの方法では難しいと感じました。
そんなときはやはり、こちらをご参考にしてください。
【解決】窓ガラスのガムテープのはがし方、8ヶ月後でも大丈夫!
窓ガラスに粉状でこびりついてしまった布ガムテープの除去奮闘記です。約半年間の試行錯誤の末、やっと「いける!」という方法を見つけました。使うのは、ほぼ家にあるものと100円ショップで買えるもの。同じように困っている誰かのご参考になれば幸いです。3年後でもとれたという報告あり!
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窓ガラスの飛散防止に、マスカーテープ
窓ガラスの飛散防止には前述のように、まず粘着テープを格子状に貼るのが推奨されていますが、
それに加えて、内側に段ボールをあてたりカーテンを閉じたりするのがケガ防止に役立ちます。
しかし、段ボールがなくても「マスカーテープ」を使う方法が簡単で効果的、部屋の中にガラスが飛び散りにくくなります。
用意するのは、
- 養生テープ
- マスカーテープ
この2つ。
マスカーテープは、こんなやつ。
塗装現場などでよくみかけるもので、布テープ部分をカバーしたい部分の端に貼ってビニール部分をビロ~ンと広げると、カバーする部分が広がるというものです。便利だな~!
基本は業務用ですが、コンロまわりの掃除、お子様の食べこぼし、エアコンの洗浄など、自宅でも便利に使えそうです。
台風の備えに使う場合は、
- マスカーテープのビニールを広げて、
- 養生テープを格子状に貼っておけば、
硝子が割れても室内の被害は最小限に抑えられます。
これ、やっておこう!
窓ガラスを、飛来物から守るのだ
でも、どうせならガラスが割れない方がいいですよね。
まずやるべきは「外にモノを置かない」「家の中に運べないものは固定する」ことですが、昨今の大型台風の映像でもわかる通り、どこから何が飛んでくるかわかりません。
雨戸やシャッターがあれば安心ですが、そうでない窓ガラスも保護しておくと安心です。
ベニヤ板を打ち付けるとかできないですし、考えたのは…
段ボール+マスカーテープ作戦
今年は、窓ガラスの保護にもこのマスカーテープを使ってみたいと考えました。
用意するのは、
- 段ボール
- 養生テープ
- マスカーテープ
考えているやり方は、
- 段ボールを窓ガラス外側にあてる
- 養生テープで固定する
- 全体をマスカーテープで濡れないように保護
- 養生テープを格子状に貼る
…この方法、どうなんでしょうか。
機会があったら?やってみたいと思っています。
不安と言えば、風でバサバサ言いそうとか、とんでもない風が吹いたらちぎれて飛んで行ってしまうかも、とか…
プラダン作戦
次に考えたのは、段ボールの代わりに プラダン(プラスチック段ボール。髭ダンではありません、歌いません^^)を使う作戦です。
紙の段ボールより強いし濡れても大丈夫ですから、これを窓の外側に養生テープで貼っておけばかなり安心ですね。
ネックは、窓ガラスのサイズに合わせたプラダンを用意しておく必要があること。
これ大変ですよね…
でもね、見つけちゃった(笑)
【国産30枚入】プラダンシート 白 幅260mm ×長420mm 厚5mm
小さめのプラダンのセットです。(別サイズあり)
しかも安い!30枚で3000円!(執筆時)
本来の用途は店舗用POP看板や図工の教材用ですが、これを養生テープでつなげば窓サイズになるんじゃ?
ちなみに昨年の台風でガムテープを貼りまくった子供部屋の窓は「100cm x 52cm」なので、4枚と少々でカバーできます。
いけるぞ!!
大きいのを買ってカットするよりラクですね!!
というわけで早速これ買うことにしました(笑)
今年の窓対策は去年と違うぞ!!さぁ来い!!
…いや、そんな台風が来ないことを祈ります。
買いだめに走らず、今から備えよう
「のど元過ぎれば、熱さ忘れる」
ことわざ通り、毎年のように繰り返される台風前の防災用品買いあさりの光景。
地震と違って、台風は来ることがわかっていますから、早めに備えておきましょう。
今年も大型台風が必ず来ると思って、準備をしておきましょう。
窓ガラスの対策ができていれば、家の中がより安心な場所になります。
ここでの情報が、少しでもお役に立てれば幸いです。
災害に備える
● 災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう!~首相官邸ホームページ
● 非常持ち出し品チェックリスト (pdf) ~横浜市社会福祉協議会