会社を離れたら、とたんに人と会わなくなった/なりそうという人へ。
誰からも誘いがないのは、あなたに魅力がないからではありません。
招集リストにあなたの名前がないからです。
新しいどこかの招集リストに、あなたの名前を書き加えましょう。
あなたも、新しいリストをたくさん作りましょう。
そうしているうちに…
ほら、新しいひとの輪が増えていく。
会議に呼ばれる立場だった人へ
長い会社生活を送っていれば、会議の招集側にまわることもあったことでしょう。
さらに上の立場になると、招集を命令する側、会議には呼ばれる身だった方も多いかと思います。
しかし会社を辞めたら、呼ばれる会議も、招集を命じる部下もいません。
どちらも、肩書きがあったからこその役割、社外の人になったらもう無関係。宴会や飲み会にも呼ばれなくなるのでしょう。
席に座っていれば、誰かが話しかけてきたり、会議に呼ばれたり…
そんな場所も、肩書きと共になくなってしまいます。
会社離れして、勝手に楽しく生きる
やることも行くところも会う人も、会社の中にしかなかったとしたら…
定年退職と共に、会社の中で完結していた日常がいきなりなくなってしまいます。
会社の名簿から名前が消えても、個人的なつながりがあれば…
ですが、会社で親しく会話を交わしていた人たちとは、もう毎日会えるわけではありません。
あなたには新しい生活が始まり、彼ら彼女らには今まで通りの会社生活が続きます。
違う時間が流れる世界で生きていくのです。
会社離れして人間関係も自立しないと、楽しい第二の人生は望めません。
もう会社なんて関係ない、勝手に楽しく生きる肚を決めましょう。
会社の外に、楽しい場所を作りましょう。
ひとつじゃなくていい、いくつでも。
勝手に楽しそうに過ごしていれば、自然と輪が広がっていきます。
昔の仲間もそんなあなたを見て、安心して声をかけてくれるはず。
懐かしい仲間と会う機会も、自然と増えていくでしょう。
行くところ、楽しい場所を作ろう
定年退職は、会社人生の終わりであるとともに、新しい環境・新しい人生のスタートでもあります。
それまでの日常にはサヨウナラ。
持ち時間はそう長くありません。楽しい方向を探して、動き出さなくては。
動いた先ではきっと、行きたいところ、会いたい人ができるはずです。
会社ではない別のコミュニティーに、あなたの居場所を作りましょう。
できれば若いうちから、会社を辞める前につくっておくのがいいですね。
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若いころの遊びが大事な理由。会社以外の居場所をたくさん作ろう
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自己開示する、人を受け入れる
新しいコミュニティーに入っていくのに必要なことは、何でしょう。
それは、その場を楽しむ心、その場にいる人たちをリスペクトする気持ちです。
肩書きやポジションにとらわれない、フラットな人間関係を受け入れることです。
これから先、競争社会から離れて穏やかな気持ちで生きていきたいなら…
どちらが上だとか、勝った負けたの争いは、この際捨てましょう。
マウントのとりあいは大抵の場合嫌われるし、そういうしんどい人間関係からはできるだけ距離を置いた方がいいですね。
大切なのは、今のあなたがどんな人なのか。
自分を大きく見せる必要はありません。
元○○とか、○○出身とか、相手をビビらせる鎧はそっと隠して(バレちゃったら仕方ありませんが)、相手が共感してくれるような、あなたの素の部分を見せていきましょう。
自己開示の場として、相手の好きな時に見てもらえて、さりげなく自分を知ってもらえる「ブログ」はおすすめ。
退職をきっかけに始める人も多いようです。
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そして、できるだけ多くのコミュニティーにつながりましょう。
コミュニティーがひとつしかない(学校や会社がその典型)と、そこでの人間関係に気持ちが大きく左右されてしまうので、
いろいろな所に顔を出して、気晴らしができる場所をたくさん持っておくことをおすすめします。
素敵な出会いが増える確率も、大きくなりますね。
会社を辞めたら、企画する側になる
色々なコミュニティーで雰囲気をつかんだら、今度は仲間を誘う側になりましょう。
待っているだけでは、人間関係は広がりません。
自ら輪を広げる人には、新しい輪もくっついてきます。
とはいえ、いきなり企画をぶち上げて「この指とまれ」と言っても、どういう人が待っているのかわからない場には参加しずらいもの。
普段からの顔出しやコミュニケーション、SNSやブログでの主催者の自己開示が、参加しやすい雰囲気を作ります。
楽しい会をつくる人になれれば、つながっていたいと思ってくれる人も増えることでしょう。
何より、「今度は何やろう」「次はどこに行こう」「それなら誰を誘おう」と考えるのは、とてもワクワクする時間です。
お誘いを待っている時間は長く感じますが、自ら準備する時間は足りないぐらいに短く感じます。
そう長くない残りの時間、積極的に使いましょうよ(笑)
誘い上手は誘われ上手
改めて、会社を辞めたらとたんに暇になってしまった、誰からも声がかからなくなったという方へ。
自分から動いていますか?
会社以外の場所に、行くところ、会いたい人はいますか?
誰かからの誘いを待っているだけ、誰かが思い出してくれるのを待っているだけでは、年賀状や同窓会のように年に一回程度の機会しかないかもしれません。いや、それすらもないかも。
自分の方から、誰かを誘ってみませんか?
こちらから誘うなんて恥ずかしい、誘ってくれるなら行ってやってもいいけど、断られたらカッコ悪い…
大丈夫、これからの人生に、そんな大物感は不要。
断った相手は軽く許して、次にいってみましょう。
別のコミュニティーがあれば、余裕ですね。
そのためにも、積極的に人に会いに行きましょう。
誘う側、断られたときの気持ちがわかる人は、逆に誘いやすいものです。
きっと色々な所から声がかかるようになるでしょう。
昔の仲間も大切ですが、会社人生を懐かしむのはほどほどに。
会社生活で培った人間性やスキル(出身校や社歴や肩書ではなく)を次の人生に活かして、新しいひとの輪を作っていきましょう。
残りの自由な時間、自分の力で楽しくしていこう!