音楽やらないと一生縁がないかもしれないスタジオですが、意外と安くドキドキ感が味わえる場所です。
楽器ができなくてもドラムなら叩けば鳴る、バスドラム踏んでるだけでも楽しい。
コロナ禍であまり発散できる場所がないという方、音楽スタジオどうですか?
前回 ↓:音楽スタジオの基礎知識、持ち物など
ストレス発散できる場所 ~ スティック持ってスタジオに行こう!
コロナ禍の中、上手にストレス発散できていますか?一人カラオケという手もありますが「スタジオで一人ドラム」なんていかがですか?叩けば音は出るし、上手い下手なんて関係ない。スタジオなら爆音を出しても大丈夫!どんなところか、何を持って行ったらいいのか、わからない方のために。
続きを見る
ドラムが初めてでも大丈夫!
基本セッティング済み
スタジオに入ったら楽器のセッティング。
ドラムセットに関してはほとんどのスタジオでは基本的なレイアウトでセッティング済み、スティックを持ってドラムセットに座ればほぼ準備OK!
‥ですが、以下の部分は簡単な調整とチェックが必要です。
- 椅子の高さ ‥バスドラムのペダルに軽く足を乗せて太ももがちょっと前下がりになるくらいに。
- スネアの高さ ‥スネアは正面手前にある小太鼓です。スタンドを調整して叩きやすい高さと角度に。最初は水平かちょっと手前に傾くぐらい、打面がおへその高さかちょっと下ぐらいがいいでしょう。
- スネアのストレイナー ‥スネア(小太鼓)の側面にあるレバーの位置を確認します。上面にネジ状のダイヤルがついています。叩いてみて鼓笛隊の小太鼓みたいに元気な音がしなかったら、レバーを上げます。ポンポンという音からタン!タン!という音に変わります。
- ハイハットの間隔 ‥左側にある、小さめのシンバルが2枚重ねになっているものです。ペダルをちょっと踏んで棒(センターシャフト)を大体2cmぐらい下げたところで、上についているねじを締めます。
- シンバルや太鼓(タム)の位置 ‥叩きやすい位置や高さに調整しますが、最初はあまり気にしないでやりながら調整すれば良いでしょう。
高さや角度の位置調整のときにネジが固くて回らないことがありますが、そんな時はスティック2本でネジのつまみを挟んで回せば簡単に回ります。挟みにくい所は、スティックの太い側でつまみをカンカンと叩いてあげると回るようになります。
同じ理由で、ネジは締めすぎないように注意してください。
準備が出来たらいよいよ、好きに叩いてみましょう♪
叩けば音は出る!
難しいことは抜きにして、大体見た通りの音が出るのが打楽器、ドラムです。
小さい太鼓は高い音、大きい太鼓は低い音。シンバルはジャ~ン!
右足、左足の位置にペダルがありますが、それも踏んでみれば何なのかすぐにわかります(因みに右足はバスドラムを鳴らし、左足はハイハットの開け閉めをコントロールします)。
イメージ通りの音が鳴りましたか?
好きな曲を持ち込んで
どうせなら曲にあわせて叩くほうが楽しい!
比較的簡単でかつ乗れそうな曲を、スマホか音楽プレーヤーに入れて持って行きましょう。
細かいおかず(フィルイン)は気にしないで、基本のパターンで曲にあわせて叩くだけで十分楽しいものです。
一曲の中でも、うまくいったところとつっかえたところがあるでしょう。
え?そこどうなってんの?
あれ?なんかズレてる?
さあ、もう一回!!^^
基本パターンは仕込んでいこう
バスドラムを踏むと、驚くほど大きな音が!
リズムに合わせてドンドンドスドス右足を踏んでいるだけでも結構楽しいですが、どうせなら手も使って音楽にあったリズムを鳴らしたいもの。
座っていきなり8ビートが叩ける人もいれば、そうでない人もいます。
でも大丈夫、自転車の練習と同じで、一度覚えちゃえば当たり前に体が動くようになります。
スタジオに入ってからではお金がもったいない。
あらかじめ基本パターンができるかどうか確認しておくと、より楽しめるはず。
当サイトでは、これまでにこんなパターンを紹介してきました。ご参考まで。
♪ドン・タン・ドン・タン
再生クリックでリピート再生されます
このパターンで叩けちゃう曲は例えばこれ、
HOUND DOG の ff(フォルティシモ) なんかどうでしょう。
元記事はこちら
このパターンには他にも、
- マイケルジャクソンの「ビリー・ジーン」
- ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの「パワー・オブ・ラブ」
- マドンナの「ライク・ア・バージン」
などがあります。
♪ドン・dタン・ドン・dタン
再生クリックでリピート再生されます
このパターンで叩けちゃう曲は例えばこれ、
Queen の Another One Bites the Dust なんかどうでしょう。
元記事はこちら
このパターンは他にも、ディスコビートの曲に多用されていますね。
♪ドン・タドドン・タン
再生クリックでリピート再生されます
このパターンで叩けちゃう曲は例えばこれ、
The Police の Every Breath You Take とかどうでしょう。
元記事はこちら
このパターンでは他にも、
- Yesterday Once More (Carpenters)
- Don't Answer Me (The Alan Parsons Project)
などの曲でも楽しむことができます。
注意してほしいこと
スティックは握りしめない、力任せに叩かない
ドラムを叩くとき、スティックをぎゅっと握って力いっぱい叩くと体を痛める原因になります。
スティックは軽く持って、打面からはね返ってくる感覚を楽しんでください(実はこれ難しいんですけど ^^;)
楽器を大切に
ストレス発散とばかりに力いっぱいシンバルを叩いたり、皮が破れんばかりに太鼓を叩いたり、
‥まあいいんですが(よくないか)、ドラムも楽器です。無茶をすれば壊れます。
セッティングから片付けまで、大切に扱ってあげてください。
10分前には撤収開始、5分前退室
スタジオは入れ替え込みで1時間単位です。
次の人のために、遅くとも5分前には片付けを終えて部屋を出るようにします。
10分前には撤収開始、退室の準備を始めましょう。
使ったものは元通りに
譜面台や椅子、マイクスタンドなど、スタジオ内の備品は、元あったところに戻します。
ドラムのセッティングを変えた場合は、元の位置に。
楽しくなってきたら
小さい音も大事にしよう
スティックを握りしめて腕を大きく振って派手にでかい音を出すのが醍醐味!
‥ですが、うるさいだけのドラムは嫌われます。
音量コントロールがとても大事!
そして実は、小さい音を正確に出すのはとても難しい。
バランスを気にしてみよう
最初のうちはどうしても足よりも手の方に気が行ってしまいがち。
音量も手で叩く方が大きくて、足は小さくなりがちです。
でも本当に大事なのはバスドラムの低音で、鏡もちのように低い音の上に高い音が乗っているぐらいがいいと言われます。
比率で言えば、バスドラム6,スネア3,ハイハット1。
このくらいを意識できれば、素敵なドラムになるはずです。
(もちろん、リズムはしっかりと!)
音楽は楽しい!ドラムは楽しい!
音楽にあわせて体を動かすのはとても楽しい!
ダンスが出来なくても、歌えなくても、ギターが弾けなくても、スティックがあればスタジオに行って音楽を楽しむことができます。
馬と同じで、乗れるか乗れないかはあなた次第。
楽器と一体感を持てたら最高!
そんな目標を持てたら、やることは山のようにあります。
成長を感じられる毎日は、楽しいですよ!