35年近く務めた会社を早期退職して早めの定年後を楽しんでいる私ですが、これからに対する不安は少なからずあります。
これでいいのかな。
これまでどうだったのかな。
この先どうなるのかな。
お金と健康については継続して努力と勉強が必要ですが、
交友関係については今までよく遊び遊んでもらったのが吉とでたか(笑)、これからも楽しくやっていけそうな気がしています。
皆さんはどうでしょうか。
会社の中で交友関係が完結していませんか?
定年後に向けた準備、「定活」をしよう
経済コラムニストの大江英樹氏が、「定活」という言葉を提唱しています。
大江英樹氏
野村証券で確定拠出年金加入者40万人以上の投資教育に携わる。退職後の2012年にオフィス・リベルタスを設立。著書に「定年男子 定年女子 45歳から始める『金持ち老後』入門!」(共著、日経BP)など。
終活のもう1つ前の段階で私が必要だと思うのが「定活」です。この言葉自体は造語であり、私が最近書いた「定年前 50歳から始める『定活』」という本の中でも使っているのですが、「定年後に向けた準備として、定年前にさまざまな活動をする」という意味です。
大江氏が日経スタイルで執筆しているコラムからの引用ですが、「わが意を得たり!」というわけでご紹介させていただきます。
- 楽しい定年生活の極意 退職前にやりたいことを決める
|マネー研究所|NIKKEI STYLE 経済コラムニスト 大江英樹
私は定年前に定活をしておくことはとても大切だと思います。
なぜなら、定年後に楽しく過ごせるかどうかは「後」ではなく、「前」で決まると感じているからです。恐らくどなたにも共通すると思われるポイントを3つ挙げてみます。
(1) 自分がやりたいことをはっきりさせる
(2) 友人の幅を広げておく
(3) 健康を維持する
うん、まさに!!
まさに私が思っていることだ!
いいですねぇ~「定活」。
流行らせたいです。(笑)
定活の後にはいずれ終活が来ますが、
最近は独身の方も多いので、ひょっとしたら定活で、たくさんの友人を得ることによって、その後に楽しい「婚活」が待っているかもしれません。
ぜひ定活を頑張ってみてください。
二次効果も?!
そうですね、無いとは言えません。
終活のパートナーを見つけられるかもしれません。
定年後のヒントがいっぱい!NIKKEI STYLEの「マネー研究所」
「マネー研究所」の大江さんのコラムには、この他にも定年後をイメージするためのお役立ちコラムがたくさんあります。
これ読めば、定年後の準備に対する課題が浮き出てくること間違いなし!
- 「定年楽園への扉」 マネー研究所|NIKKEI STYLE
その中から、特に共鳴するコラムを3つほど、ご紹介します。
ご隠居さんは確かに仕事は引退しているでしょうが、決して人生を引退したわけではありません。町内のまとめ役であったり、もめ事の仲裁役であったり、立派に世の中の役に立っているのです。
人生ではバリバリの現役なのです。
つまるところ、仕事をするかどうか、その量が多いか少ないかは別として、年を取っても社会と関わり続けることが、元気であり続ける秘訣なのでしょう。
「年を取っても社会と関わり続けることが、元気であり続ける秘訣 」、頷けませんか?
ご近所であったり、趣味であったり、行きつけの飲み屋だったり、仕事であったり、ボランティアであったり、やり方はひとそれぞれ。
自分のやりたいこと・できることで、社会とかかわり続けましょう。
リタイアしたシニア男性は一般的に同世代の女性に比べてコミュニケーション能力があまり高くないといわれます。
男性はビジネス社会に長く居たために上司や部下といったタテのコミュニケーションにはたけていますが、フラットな関係であるヨコのコミュニケーションが苦手だからです。
ところが女性はこの力が優れています。
一般に男性は何か目的があって、それを解決したり達成したりするための手段としてコミュニケーションを行う傾向があります。
これに対して、女性はコミュニケーション自体が目的であり、それを楽しむことができるという特徴があるようです。
男女におけるコミュニケーションのとりかたの違いについては以前、別のコラムでも書きましたが、本当にその通りだと思います。
男性も、ビジネス社会を離れたら、女性に負けないフラットなコミュニケーション力を身に着けないといけないですね。
くだらない無駄話ができる男になりたい。「ヨーコさんの“言葉”」より
NHKの5分間番組「ヨーコさんの"言葉"」より。「定年になった男が 女にうとましがられるのは、言葉を失うからである。」仕事に関する言葉を失ったら、男はどうしたらいいのでしょう。少し女性を見習った方がいいかもしれません。
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特に会社員は定年後は孤独になりがちです。
そうならないよう、現役時代から社内の人間とだけ付き合うのではなく、できるだけ会社の外に多くの知人や友人を持つことを心がけましょう。
会社の中、仕事関係の人脈だけでほぼ人間関係が完結している人は要注意!
2015年5月からの連載の一部が「定年3.0」という本になったそうです(日経BP社 2018/12/21)。 気になる方は是非読んでみよう!私も買います!
50代のうちから「定活」を始めよう!
今の日本は、歳をとってもなかなか引退させてくれない国になりつつあるような気がします。
企業の定年年齢が65歳に引き上げられたり、そうかと思うと年金の75歳支給開始が検討されているという噂があったり。
現総理の「一億総活躍時代」の掛け声で、年齢性別にかかわらず無理やり働かせて財源不足を補おうとしている?のに呼応するように、色々な制度が「引退させてくれない」方向に向かっているように思います。
昔のような「隠居生活」は難しいですね。
実は私、憧れなんですけど^^
会社でいきいきした日常を送れて、働きながらも楽しい定年後に向けたビジョンが作れればいいのですが、
大抵の場合は現状維持の日々が続いて定年になったら放り出される(社内でのポジションに関わらず)、というパターンになるのではないでしょうか。
何かことを始めるには、それなりのエネルギーが必要です。
歳をとればとるほど、ジャンプ力が減ります。
やりたいことを始めるのは、早い方がいいです。
体力気力があるうちに、定年後を楽しく過ごすための準備を始めましょう!
「定活」に、激しく同意! (^.^)/