「親友」という言葉の響き、いいですよね。
あなたには「親友」と呼べる友達が何人いますか?
もし、
「親友が一人いればいい」
「あの人がいるから大丈夫」
と思っているとしたら。
・・・お友達とあなた、どちらにとっても不幸なことかもしれません。
「親友」は青春の香り?
私が「親友」という言葉に憧れていたのはいつ頃だったでしょうか。中学生?いや小学生?
その頃は、毎日のように同じ友達と遊んでいたと思います。それが親友だと思っていました。
そして時には自分の勝手な思い込みを裏切られたり裏切ったり、環境が変わると嘘のように会わなくなったり…。
そんな経験を重ねながら、人との付き合い方を勉強していたんだと思います。
学校や会社という枠のなかでは、接する人の範囲が限られて、価値観も同一化されます。
そんな中に気の合う友人が一人でもいれば、それだけで安心できます。
でも、一人の「親友」がいれば幸せだと言えるでしょうか。
一人に頼り切った人生は、あり得るでしょうか。
「親友」の定義
「親友」「あの人ならわかってくれる」「あの人がいるから」
…これはもしかしたら共倒れ前の、危険な状態かもしれません。
「親友」とは決して「いつも一緒にいる友人」や、「あなたのことを何でも理解してくれる友人」のことではないのです。
「親友」とは「心から信頼できる友人」すなわち「心友」「信友」であり、依存しあう関係や、都合のいい人のことを言うのではありません。
そして「親友」という言葉で自分や相手を縛りつけることなく、その時々で信頼できる親しい友人を、自分の心の中で「親友」であると思えばいいのです。
一人に依存するのは、危険
「あの人がいるから…」では、その人がいなくなったら(若しくは信頼できる存在でなくなってしまったら)途端に支えがなくなってしまい、立っていられなくなってしまいます。
これは友人関係だけでなく、親子、恋人、介護といった「依存する」関係になりがちな、全ての人間関係に言えることです。
誰か一人だけを頼りにしていると、いつか無理が生じます。
特に「頼り頼られ」の関係になってしまうと、出口が見えなくなり、互いに潰れてしまう危険があります。
# かつて、潰されかけた私です・・・(#^.^#)
「親友」の作り方
「信頼できる友人」は、多ければ多いほどいい。
それを「親友」と呼んでもいいし、呼ばなくてもいい。
「親友」は一人と決まっているわけではありません。
友達でもないただの知り合いのあの人が、いつの間にか「親友」になるかもしれません。
だから、沢山の人と出会って、沢山のゆるい仲間を見つけて、気が合いそうな人とどんどん友達になりましょう。
小さな楽しみや喜びを分け合える、小さなSOSを打ち明けられる関係を、薄く広く、沢山作りましょう。
ここがダメでもあそこがあるさ、気楽な人間関係を育てていきましょう。
「親友」は一人ではない
私ですか?
はい、お陰様で「親友」は沢山います^^
それじゃ親友と言えないじゃん?!
…いえいえ、繰り返しになりますが「親友」は一人と決まっているわけではありません。
みんな私の大切な「親友」「心友」「信友」です。
作ろうと思ってできた「親友」ではなく、気が付くと長い付き合いで、大切な友人になっていた、そんな人たちです。
そしてこれからも「親友」を増やしていきたいと思っています。
# こちらの片想いかもしれませんがそれはそれ、勘違いのままで・・・ ^^;