定年が見えてくるとモヤモヤっと考え始める、
「次どうするか」問題。
会社に席が用意されているぐらい偉い人とか、もう働かなくていいぐらいお金がある人を除くと、
一般的に選択肢は次の三つ。
①雇用延長で会社に残る
②退職して再就職
③退職して起業
一番無難なのは①の雇用延長ですが、同じような仕事と収入をもらえるとは限りません。
むしろそうでない可能性の方が高いでしょう。
②の再就職も同様です。今の会社でどんなに実績があっても、条件は落ちます。
採用も厳しく、ハローワークの求人票に「年齢制限なし」と書いてあっても60歳と40歳が応募して来たら若い方を採るのが普通でしょう(私の実感)。
③の起業、これができたらいいですよね。
でもそんなのできるわけないじゃん。
・・・って思ったアナタ。
実は、できるんです。
今回は、
- 個人事業主には誰でもなれる
- やることは自分で決められる
- 好きなことで節税できる
というお話です。
ついでに言うと、
私がこれから実践してみます!p(^^)q
もひとつ言うと、
②についても、あまり時間の制約がないパート程度の仕事も探しているのですが、なかなか見つからない、決まらない。焦って楽しくないことにならないよう、もう少し気長に探します。
②+③、③+②のパターンを目指しています。
定年後の日々を「起業」で充実させるという考え方
「起業」と言われてもピンとこない人が大半だと思います。
いつまでも現役でいられる、
人と関わり続けられる、
会社に縛られることはない、
収入も得られるはず、
いいことだらけの「起業」。
言われてみればそうだけど、自分には無縁の言葉だなぁ・・・
私もそう思ってました。
ちょっと古いですが、一般的な起業とシニアな起業との違いについての記事をご紹介します。
- 「ゆる起業®」で中高年の起業を支援
投資家ネット 2015年02月04日の記事「一般の起業とシニア起業では、求めるワークスタイルや成功イメージが異なります」 シニアの起業支援を行う銀座セカンドライフの片桐代表は語る。
- 定年後のセカンドライフに検討したい「ゆるい起業」
アトラ50 2015年10月15日の記事身体を労る。楽しくないことはしない。時間や利益で縛らない。でも真剣にやる。ゆるい起業は一攫千金ドリームに満ち満ちた利益至上主義のギラギラした一般的な起業とは全く異なります。
若い時の起業とは違ったイメージで「起業」を考えても良い、という意見には大賛成です。
でも実際問題、いきなり起業と言われても、自分一人でビジネスって全くイメージできないですよね・・・
自分の人生経験で「起業」できる!
私の場合、縁あって「天職塾」という起業塾に参加して、「身の丈、自然体、自分の好きなこと」で起業という方向を決めました。
現在地としては、
「定年間近の50代男性を対象に、定年後人生(セカンドライフ)への備えの意識づけ。特に定年後孤独への準備をお手伝いする」ことをビジネスにしたいと思っています。(このあたりのくだりはProfileをご覧いただけると幸いです)
昨年夏に会社を早期退職して、半年ぐらいは実家方面の事情ありまして、こんなコラムを書きながらヨタヨタと助走をしているのですが、
そろそろ失業保険も切れて、
本当の無収入になるし、
稼ぐことも考えないと。
でも、まだ具体的な動きはできていないし・・・
開業届なんてもうちょっと先かな・・・
売上がなくても、節税はできる!
先を行く先輩や仲間を見習いながら少しずつ前に進めているつもりではあるのですが、根が臆病でやることばかりが積みあがってしまいます。
いかん。
そんな中、昨年分の確定申告をやってきました。
サラリーマン時代は無縁だった、初めての確定申告。
やってみればなんてことないんですけど、初めてだったし、お役所提出書類の作成はどんな間違いを指摘されるのかわからないし、えらく慎重になって時間かかりました。
めんどくせ~~!
しかし、提出から3週間ぐらい経った先日、税金還付のお知らせが。
なんとまぁ結構な金額が戻って来ました!
やってよかったぁ~~!
退職したら「確定申告」手続きしないと損!(意外と簡単)
早期退職で会社を辞めて初めて「確定申告」してきました。やってみると案外簡単。お金が戻ってくるかも、税金が安くなるかもなら、やらないと損。解説動画と注意点をまとめました。加えて「会社を辞める時の手続きいろいろ」もまとめてみました。ご参考に!
続きを見る
まずは形から、立ち上げちゃえ!
初めて確定申告をやってみて身に染みてわかったのは、これからは税金納付と年末調整も自分でやらんといかんのだ、ということでした。
じゃあ、来年はどうするの?
そんなときにはじめて真剣に調べた「青色申告」「白色申告」。
青色申告の方が若干面倒だけど色々有利らしい。
電車賃やら備品とか、経費扱いにできるらしい。
青色申告するには「個人事業主」にならんといかんらしい。<来た!
・・・じゃ早いとこ開業届だして、なるか!「個人事業主」!
あ、これって、起業宣言?
「○○の代表です」って名乗るってことかぃ?
カタチ的には、そういうことだよね。(笑)
逆からの発想、起業は節税にも効く!
なにで起業するか(起業ネタ)はしっかり考えなくてはいけません。
最初のうちは収入にならないかもしれません。というか普通はそうでしょう。
しかし収入がなくても、事業活動をするためには経費が必要です。
ということは、事業活動の一環であれば、収入がない準備期間中でも、確定申告できるのでは!
だったら、起業すなわち「開業届」を提出すれば、例え今年無収入でも、来年の確定申告で堂々と好きなことを経費として計上できる!
「好きなこと」「やりたいこと」「楽しいこと」で起業すれば、それらが全て事業活動になる=活動が節税につながる!
起業と節税が、つながりました。
収入は会社勤めより不安定になるかもしれないけど、自分のやりたいことを事業活動として経費に計上できるって、とっても健全で気分良くないですか?
念の為に ・・・節税のための起業はNG!
言うまでもありませんが、起業は定年後のセカンドライフを楽しく生き生きとしたものにするためのひとつの手段です。
節税のためにとりあえず個人事業主になってみた、ってのは本末転倒。
事業は継続性が必要で、ちゃんと事業所得として認められる実体がないと、税務署の目をすり抜けるのは難しそうです。
だから、まずは何で起業をするのかを真剣に考えましょう。
その副産物として、節税ができるかもしれません。
事業に必要な経費として申告するために、個人事業主になっちゃいましょう。
「開業届」は紙一枚、それに「青色申告承認申請書」を添えれば、来年の確定申告へのエントリーは完了。私は諸々準備のうえ、近々やるつもりです。
もし来年の確定申告でお金が戻ってきたら、それは自分の頑張りだと言えるのでは。
・・・と言っても所得がなければ節税にはならないので、まずは儲けるところまで頑張らないといけないんですけど。当然 (^^ゞ