打楽器のいいところは「叩けば音が出る」こと。
特別なテクニックがなくても、とりあえず叩けば何かしらの音が出ます。
見た目でどんな音が出るかが大体予想できるのもいいところ。
ということは、予備知識なしでも音楽にあわせることができます。
ドラムは手足バラバラに動かさなくてはいけないし難しそう、と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
限りなく奥は深いですが、まずはリズムに合わせて体を動かすところから。
叩いたところが鳴る。面白いですよ~♪
その人なりのアプローチで
音痴?リズム感?大丈夫!
まずはリクリエーションとして楽しんでみませんか?
- でっかい音出したら気持ちよさそう。
- 他の楽器はともかく、あれならできる気がする。
- 体を動かす延長で音楽に参加できそう。
- 難しいのかどうか、体験してみたい。
- リズムにのれたら、楽しそうだ!
・・・これ、全部わたしです。初めてドラムに座ったときの。
脳内エアドラム的なことはやってましたので、初めて座ったにしては何となく「そこそこ」できたのが勘違いの始まり。その時は、一生の趣味になるとは思いませんでしたけど^^
手を動かして足を動かして音を出して、
それがいいリズムになると楽しいし、
ちょっと違うことをやるとできなくて、
うまく動かない手足がもどかしくて、
できたら子供みたいに嬉しくて、
ちょっとの違いで全く違うリズムになって、
・・・今も全く同じですね。
単純なリズムでも、ただでっかい音を出すだけでも、気持ちいい。
リズムに合わせて手足を動かすやり方、ドラムの叩き方はいくらでもあります。
やればやるほど、出来ることが増えていきます。
経験ゼロでも、音楽に合わせて楽しめる
音楽経験ゼロでも楽譜が読めなくても、手と足が動けば音楽に合わせて楽しめるのがドラムの良さ。
音楽は聴く専門だった人も、演奏する側に立つのはまた新しい経験です。ステージに立つのはかなりのドキドキ体験、自分をアップデートする素晴らしい場になります。
上手とか下手とかより、楽しむことが大事。
意外な一面を見せることができるかもしれませんね。
楽しみ方いろいろ、レベルに応じて
ドラムが面白いのは、色々な楽しみ方ができることです。
- 脳トレとして
- エクササイズとして
- もちろん楽器として
ゲーム感覚で、音楽表現に、わかりやすくて奥が深い道具です。
やるからには楽器として使いこなして音楽を奏でたいものですが、まずは「脳トレ」として、「軽いエクササイズ」としてドラムに触れてみて、その延長で「音楽」に合わせて叩けるようになるのも、気楽に始められて良い学び方です。
脳トレになる
両手両足がバラバラに動いているように見えるかもしれませんが、実は全てリズムの関係性の中で動いています。
右手を1,2,3,4の一定のリズムで動かしつつ、
左手は 2, 4で動かして、
右足は1, 3, で踏んでみましょう。
これが「ドン・タン・ドン・タン(右足がドン、左手がタン)」、4ビートの基本パターンです。
これができたら、別の動きを入れて脳ミソにちょっと負荷をかけてみます。
たとえば上の動きに加えて、
左足を 2, 4で踏んでみる。
左足を1, 3 で踏んでみる。
こんな遊び方が無限大!
やったことがない動きができるようになるとき、脳が活性化して、新しい脳神経の結合が生まれています。
これはもう、立派な脳トレですね。
エクササイズになる
「ドン・タン・ドン・タン」の4ビート基本パターンを、時計の秒針にあわせてやってみましょう。
このスピードを「bpm60(びーぴーえむろくじゅう:1分間に60)」といいます(再生クリックでリピート再生されます)。
簡単ですか?
ではその倍、bpm120でやってみましょう。
ダンスミュージックでおなじみの速さです。ちょっと忙しくなりますね。
まだ大丈夫?
スピードの切り替えを入れるとどうでしょう。
「ドン・タン・ドン・タン」をひとくくり(1小節)として、「bpm60を2回+bpm120を4回」を繰り返してみましょう。
いけますか?
繰り返しパターンを短くして「bpm60を1回+bpm120を2回」ではどうですか?
では次に同じ動きの中で、左足を2、4で踏んでみましょう。
その次は左足を1、3で・・・
というように、色々なパターンの手足のリズムエクササイズができます。
メトロノームにあわせて、曲にあわせて、ひとりでやっても楽しいし、
グループでやるとわいわいきゃいきゃい賑やかで笑いが絶えません。
合奏(バンド)ができる
脳トレにもエクササイズにもなるドラムですが、リズムを叩けるようになったら音楽を奏でたいもの。
スタジオに行って、曲にあわせて一人で叩くのはいい練習になります。
Youtubeで発表という手もありますが、
気の合う音楽仲間と、バンドを組めたらいいですね。
すぐには難しくても、続けていればいつかはそんな仲間が見つかるもの。仲間が見つかるコミュニティーも様々にあります。
聴いていただけの曲を自分たちで、最後まで演奏出来た時の「おぉ~!」という喜び。
ステージでの演奏は、小学校の発表会でのドキドキがよみがえります。
ライブ参加が決まったら、イベントとしての生活の活性度、脳の興奮度は最高ですよ。
音楽で感動を与えられる
バンドで演奏できるだけでも楽しいですが、人前で演奏するステージ体験はドキドキのワクワクです。
見に来てくれる人に満足や感動をあたえられるようになると、演奏している側の満足感や楽しさもぐっとあがります。
ただ「できた」だけではない、次のレベルへ。
テクニック、表現力、音量、音色の選び方、フレーズ、ダイナミクス、グルーブ、曲の理解度、他の楽器との調和、ステージング、表情、コミュニケーション、・・・
要素はいろいろありますが、上手い下手ではない何かがあります。幼稚園児のお遊戯がときに感動を与えるように。
共通して欠かせないのは「楽しむ」「楽しんでいる」こと。
その場を楽しめるように備える、自分のレベルを上げておくことは、何でも同じです。
頑張ってレベルを上げていくと、出会える人たちや体験できる場がどんどん広がっていきます。
楽しんで、成長しよう
生活に「成長」の場を。
人生いつからでも成長できます。
成長の絶対軸として、年齢によらず今より下手になることは無い、楽器は成長を実感するのにとてもいい道具です。
そのなかでも、ドラムは音を出すまでのハードルが低い楽器です。
簡単な動きから始めて、曲にあわせて楽しむことができます。
なかなかやる機会がないのが唯一のハードル、かな・・・
よろしかったら、一緒に始めませんか?