人と交わる方法はいくらでもありますが、人がいるところに行かなければ知り合うことも出来ないのは仕事と同じ、自分から行動を起こしてアプローチすることが必要です。
会社員には名刺がありますが、趣味の世界では会社の看板や肩書は関係なし、自分がどういう人かは自分で示さなければなりません。
音楽に興味があっても、未経験者は「楽器ができないと…」としり込みしがちですが、最初から上手な人なんていないわけで。
まず自分がやりたいことを見つけて、楽しみながら少しずつ出来ることを増やしていけば、仲間も増えていきますよきっと。< 只今実践中σ(^.^)
「やりたい」気持ちを大事にしよう
趣味の世界でも、コミュニティに入るときにはまず自己紹介が必要です。
それはスキルや好きなジャンルや経歴や作品そのものだったりするんですが、一番大事なのは「やりたい」という気持ち。
「何をやりたいか」「何ができるか」は経験値があがると変わっていくものです。
まずはやってみたい曲やジャンル、やってみたいと思える場所、一緒にやってみたいと思える人たちを探してみましょう。
「このくらいならできる」と思えるものが身についたら、それが名刺になります。
いい仲間を見つけるには時間がかかりますが、人生まだ先はあると考えて気長に探していきましょう。ストレスに感じず、人生を楽しくする材料の一つとして、生活のペースと自分の気持ちを大事にしながら。
そしていい仲間が見つかったら、それはきっと一生ものの宝になります。
ドラムは「とりあえず一曲出来る」までのハードルが低いのが特徴です。ただしそれには、できる曲選び、できるレベルの共有、仲間の温かい目、が必要です。
「やりたい気持ち」が伝わって仲間に溶け込むことができれば、きっと温かい目で見てくれるでしょう。
一緒に演奏すると人柄がわかる
チームでひとつのことをすると、メンバーの人柄がわかります。
他人同士が集まれば、合う人合わない人がいるのは仕方がないもの。
気持ちいい時間を過ごすために互いのテンポや呼吸をあわせることが大事なのはバンド演奏に限りませんが、一緒に演奏をしていると、合う人・合わない人がわかってきます。
バンド演奏はメンバーがひとつになって曲を作り上げていく共同作業です。周りの音を聴けない、自分がやりたいことをごり押しするような独りよがりの人は敬遠されてしまいます。
若いうちは、押し出しが強い尖ったミュージシャンタイプがカッコよく見えるものですが、それなりに年齢を重ねたアマチュアミュージシャンは皆さんそれなりに丸くなって、一旦はレベルによらず受け入れてくれる協調性が高い人が多いように感じます。
中にはマウントをとりにくる人がいるのはどの世界でも同じですが、一緒に演奏すると、その人の演奏レベルはもちろんのこと、まわりへの気づかいやリーダーシップといった人柄がみえてきます。
会話以上にその人がわかることがあるのは、バンド演奏と言う共同作業のなせるわざでしょう。
この人とはもっと話したいなあ、とか、あんな曲も一緒にやってみたいなあ、と思える人と出会えうことで、行きたい場所ややりたいことが増えていきます。
上達するほどいい仲間が増える
自分ができることをすこしずつ増やしていけば、演奏のレベルが上がって、できる曲も増えていきます。すると一緒に演奏できる仲間も増えていきます。
仲間が増えると、次はこの曲やろうというリクエストが増えて、新しい曲に挑戦して、またスキルが上がって‥ そんなスパイラルが回りだすと、どんどん楽しくなっていきます。
演奏中にアイコンタクトで相手のやりたいことがわかってそれに応えられたり、全員の息が合って曲の展開がばっちり決まったりすると、奇跡が起こったような気分になれます。
そんな気分を味わうためにも、
練習して個人のスキルをあげるのは大事。
スキルが上がると、お誘いが増える。
新しい場所で新しい仲間と出会える。
新しい仲間と新しい経験値が積める。
新しい音楽に対応するために練習する。
練習してスキルが上がると‥
いいスパイラル ^^
上達して、仲間の数も増えて、音楽も性格も相性がいい人がみつかるかも。そんな人たちと一生もののおつきあいが出来たら、素晴らしいじゃありませんか。
‥そんなことを頑張って楽しんでいる、私です笑
もっと上達したくなる
さて、「やりたい気持ち」が伝わって仲間に溶け込むことができても、温かい目で見てくれるのは、・・・最初のうち。
コミュニティの中で自分の存在をキープしていくには、自分も成長しなくてはなりません。
いつまでも同じ曲を同じように演奏しているだけでは、メンバーにも聴いている人にも飽きられてしまいます。
少しずつ演奏できる曲数を、同じ曲の中でもできることを増やしていかないと、新鮮な気持ちをキープできません。
そんなことがモチベーションになって、また練習に向かうことができます。
ステージを想像しながらの曲練習は、本当に楽しいですね^^
「できる!」8ビート その3
ドラムはすぐに鳴らせる楽器です
さて、叩けば音が鳴るのがドラム。
小さい太鼓は高い音、大きい太鼓は低い音、シンバルはジャ~ン!
見たままのところを叩けば、だいたい想像した音を鳴らすことができます。
とまあ一見誰でも出来そうですが、リズムにするにはちょっとした練習が必要です。
やってみよう(8ビート基本その3)
では、8ビートの基本パターンのひとつをやってみましょう。
椅子に座った状態で両手を両モモに軽くおいて、
人がいなければ大きなモーションで、人がいたらバレない程度に指先つま先を小さく動かして、遊び気分でおつき合いください。
右手で「チ・チ・チ・チ・チ・チ・チ・チ」と8つ叩きながら、
右足は「ドン・ ・ド・ドン 」と踏んで、
左手は「 ・タン ・タン 」と2つ叩く、
8ビートの基本パターンのひとつです。
右手を1,2,3,4,5,6,7,8の一定のリズムで動かしつつ、
右足は1, 4,5, で踏んで、
左手は 3, 7, で太ももを叩いてみましょう。
再生クリックでリピート再生されます
いかがですか?
右手はこう、ここは左手、次は… と考えなくても自然に体が動くようになったら、8ビートの基本パターンがひとつ「できたも同然!」です。
曲にあわせてみよう
「ドラムやってるんだって?」
「何叩ける?」
と聞かれたら、たとえば
「う~ん、The Police の『Every Breath You Take』ぐらいなら」
と答えましょう。
「あ、邦題だと『見つめていたい』、ね」
とか付け加えてもいいですね。
上でやった、8ビートの基本パターンでできちゃいます!
かっこい~!笑
The Police - Every Breath You Take (Official Video) - YouTube
時々シンバルを叩いたり、右手側にある大き目のシンバル(ライドシンバル)をチンチンやったりしていてそこは練習しておいた方がいいですが、あとはずーっと上でやった「ドン・タ ド ドン・タン」のパターンでOK! 右手でハイハットを鳴らす「チチチチ‥」の音を小さめにするとそれっぽい。
自信たっぷり笑顔ばっちり楽しさ満開で押し通します。
その迫力に押されて、見ている方も拍手せざるを得ないでしょう。わはは
楽しいのが一番!です。
楽しそうだと思ったら・・・
どうですか?できましたか?できそうですか?
大丈夫、ちょっと練習すれば、基本パターンはすぐに叩けるようになります。あんな曲やこんな曲にも挑戦したくなります。
たとえば上でやった「ドン・タ ド ドン・タン」の基本パターンで挑戦できる曲は、
- Yesterday Once More (Carpenters)
- Don't Answer Me (The Alan Parsons Project)
などがあります。いずれも名曲、聴いたことあるかも?
でも、基本パターンだけじゃないちょっと難しそうなのが混じってますね。そんなところも挑戦したくなりますね。
そして残念ながら、少しでもズレたり間違えたりするとわかってしまうのも、ドラム。
正確に楽しく叩くには、ちゃんとした練習が必要です。
「練習」と聞くと超めんどくさそうですが、やっているうちに自分の体が無理なく動くようになっていく過程もそれはそれで面白いもので…
楽しそうだと思ったら是非!
一緒にやってみませんか?(^.^)/