2020年7月から始まったドラマ「半沢直樹」新シリーズ、好調ですね。
前回放送から7年ぶり、クセが凄い登場人物たちと相変わらず熱くたたかっています。
ドラマとしては最高に面白いんですが、あんな職場にいたら体もちませんワタシ(個人の感想です)。
会社勤めの皆さんには、身につまされるシーンもあるのではないでしょうか。
私も、あります(笑)
最後は爽快に悪を斬るサラリーマン時代劇!
ちょっとネタにしてみたいと思います。
「半沢直樹」とは
ⒸTBS公式サイトより
2013年、そして2020年新シリーズ放送中のドラマのタイトルであり、
「やられたらやり返す、倍返しだ!」
の名セリフで、やられっぱなしの世のサラリーマン(私だよ)の留飲を下げた、堺雅人さん演じる主人公の名前でもあります。
皆さんご存知ですよね。前シリーズ最終回はなんと視聴率42.2%!
今年7月の新シリーズスタート以来、第1話から4週連続で22%越えという予想通りの高視聴率!
世の中、やり返したいサラリーマンのなんと多いことか。
ドラマの中では出世欲をあらわにした重役たちが、このために起用されたとしか思えない歌舞伎俳優のものすごい「顔芸」で、出世・派閥抗争を繰り広げております。
大会社のお偉いさんのいい大人が、あんな場であんな顔してでかい声で子供みたいなセリフ言わんでしょ、とか野暮なことは言わない(笑)
あれが半沢直樹の世界、The サラリーマン時代劇!イヨッ!
顔面10㎝の距離で怒鳴られても罵倒されても、最後には怒鳴り返して彼は勝つ!!
… そりゃぁ敵も増えますわw
やられたら、やり返す?!
「倍返しだ!」
と、決してひるまない あきらめない 後には引かない半沢直樹ですが、彼の会社は大丈夫でしょうか。皆さん 社内のもめごとにエネルギーを使いすぎ(ドラマですけど)。
会社に貢献した結果なら当然ですが、不正を働いても、他人の足を引っぱってでも、出世したいものなのでしょうか。
闘うべき相手は、外にいるはず。
かつて、やたらと敵対心を燃やしてくる同僚に胃を痛めたことがあります。自分のポイントになる仕事しかしないチームメンバーに手を焼いたことがあります。上にこびへつらって無茶ぶりをする上司に振りまわされたこともあります。
上手く対応できずに心を病んだ時期もありましたが、決して「倍返しだ!」とは思いませんでした。
「同じ会社なのにどうして仲間になれないんだろ」
「不思議だな~」
「それより仕事を進めなくちゃ」
だめですねー、やられっぱなしだ。(^-^;
半沢直樹みたいな実力と信念があれば、私も「倍返し」できたかもしれない?
いやー、その後また一緒に仕事をするかもしれない同僚ですからねー、
「やられたら、やりすごす」
これかな。
別の機会に改めて勝負するか、とっとと畑を変えるか。見ている人はきっと見てくれている、と思ってました。
本当は、圧倒的な実力で結果を出して、最後はみんな仲間になる!…といけば最高だったんですけどね、それはまた違うドラマかアニメでして。
現実は、圧倒的な実力不足でした、いま思えば。
でも、出世第一主義の人が評価される組織はあるんでしょう。
どうにも我慢できなくなったら、
「やられたら、やめてやる」
ということも考えてみて下さい。
自分が壊れる前に。
ただ、やめるなら自分のために辞めること。
会社を困らせてやろうという腹いせで退職するのはやめておきましょう。
会社は、人が一人いなくなっても、たとえその人が中心人物であっても、もしそれが社長であっても、なんとか回っちゃうものです。
「勝ち組、負け組という言葉は嫌いだ」
「勝ち組 負け組という言葉がある。私はこの言葉が大嫌いだ」
…とは、前回放送での半沢直樹のセリフ。
新シリーズ前半の騒動が一件落着して彼が親会社に戻る時に、子会社で共に戦った部下たちに彼が語った言葉です。
自身の「出世」のために動くか、
会社と「お客様」の利益のために動くか。
当然後者の方が正しくてカッコいいし、ドラマになります。
上昇志向は強いけど私利私欲では動かない我らが半沢直樹ですが、勝つには勝っても子会社に飛ばされたりしていますね。現実は厳しい(ドラマですけど)。
社内政治で使われるこの「勝ち組」「負け組」という言葉、私も大嫌いです。
そんなところにエネルギーを使うのは悲しいよね。
でも、「人生全て勝負・他人とは争うもの」「人より前に出てなんぼ・勝ってこそのオレ」みたいな人がいるのも事実で、その結果としての肩書きで人を見るタイプもいます。
肩書きに人物が追いついていればいいんですが、肩書きが独り歩きしている場合もあるようで。
私は残念ながら高い肩書をいただいたことがないので、給料と人事以外にどんな楽しいことがあるのかよく知りませんが、肩書きや出世のために同じ社内で争うのはどうにも悲しいし滑稽です。
本音を言うと、私も前職で「許せない」と思った出来事がいくつか?ありましたが、「小っちぇえなー」と「やりすごし」ました。
まわりからはカッコ悪く見えただろうし、結果とばされたこともありましたが、こんなこともあるさこれも経験だと。
実際、いい経験積ませていただきましたよホントに。
人生万事 塞翁が馬。
「勝ち組」ってなんだ
「勝ち組」って、なんでしょう。
勝ち負けがあるんですから、他人との相対比較ですね。
比較するのは? 学歴、会社、肩書き、収入、資産、知名度、住居、住所、配偶者、子供、交遊関係、・・・
一生、他人比較で上か下かを気にしなきゃならないなんて、メンドクサイ。
そんな人にどう対応したらいいか。
自分が幸せになることです。
そんなものに頼らなくても幸せな人生を送ることです。
対抗する必要すらありません。
この言葉を使いたくはないのですが、あえて「人生の勝ち組」という言葉を使わせていただければ、
「自分の人生に満足できるかどうか」
で「勝ち組」に入ることができます。
つまり「考え方次第」で、誰でも「勝ち組」になれるのです。いや、「勝つ」必要すらありません。
きっとその頃には、勝ったとか負けたとか、どうでもよくなっているでしょう。
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肩書きより、ストーリー
会社を卒業したら、肩書きはするっとなくなります。
会議にも呼ばれないし、誰もあいさつしてくれないし、普通のおっさんからの再スタートです。
その時に役に立つのは会社時代の肩書ではなくて、そこに至るまでの努力だったり人間性だったり問題への取り組み方だったり、長い会社員生活で培った「何か」です。
「部長」が偉いのではなくて、部長になるまでの「ストーリー」に価値があるのです。
部長になれなくても、「ストーリー」があればそれを次のステップに活かすことができる。
他人を蹴落として得た肩書きよりも、人に共感してもらえるストーリーの方が何倍も価値があります。
たかが会社、ぐらいの気持ちで行こう
ビジネス以外の斬った張ったはドラマにお任せして、社内政治問題は華麗にスルーしたいものです。
あんな大立ち回りは普通の会社員ではまず経験できないでしょう(だからドラマになる)。
お偉い方の空中戦を整理したことも1回や2回ではありませんでしたが、役員同士のどなりあいなんて(ほとんど)なかったし、私の立ち回りときたら、もっと泥臭くて弱っちい感じだったよなぁ…
いろいろな組織があると思います。
もしあなたが組織内の政治で神経をすり減らす毎日を送っているとしたら、自分の「ポジション」を上げる方向というより、「人生の満足度」を上げる方向を目指してください。その結果でポジションも上がれば最高!
会社の肩書なんて、会社を辞めたらスルッと外れます。
頑張った先に、楽しい人生がありますように。
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