私は静岡は清水生まれ、横浜在住です。
高校まではどっぷり静岡県人でしたが、大学以降はずっと地元を離れた生活をしています。
実家に帰るのはお盆と正月、GWにちょこっとぐらいだったでしょうか。
しかしここ数年は親の体調を気遣うことが多く、帰る頻度が激増。最近ではほぼ毎週のように母のご機嫌伺いで帰省しています。
そういうお歳頃なんですね。
帰省の際には地元の友人を誘って飲みに行ったりしているのですが、地元に密着してとてもいい人間関係を作っている友人がいていつも感心させられています。
友人の話ですが、地元づきあいの良い事例としてご紹介します。
地元のコミュニティでの人間関係の作り方
彼は地元で2代続く町の電気屋さんの社長、面倒見の良さで地元では超のつく人気店です。
高校のバレーボール部同期、というより部活以外であんなことやこんなことして遊んだ仲。・・・ですが、むしろ大学に行ってからの方が付き合いが増えたような気がします。
子供が同い年ということもあり、キャンプしたりBBQしたり、夏休みは家族ぐるみで遊びに行ってました。
子供が大きくなってからはオヤジ同士で遊ぶほうが多いかな(笑)
私が感心するのは彼の地元人脈の広さで、商売を通じてばかりではなく、地元の消防活動や祭りの活動などで培った、とても良い人間関係を持っているのです。例えば、
- 小中時代の悪友
- 高校時代の、学区を超えた友達
- 地元商店街のおつきあい
- お客なのか友達なのか既にわからない人
- 地元消防団の仲間
- 地元のお祭りの中核メンバー
- 怪しいキャンプ軍団
- 地元の飲み屋はどこでも常連
- 奥さんのご近所友達(にはバカオヤジで人気者)
- SNSで親しくなった食べ仲間飲み仲間
- その他、私が知らない人たち・・・(笑)
- ・・・・
これだけ知り合いが多いと、地元では悪いことできないですね。
・・・いや、してるかな(笑)
地元愛+とことん楽しむ
地元に密着した商売ですからそういった活動に参加せざるを得なかった、という側面もあったと思いますが、
見ていると彼自身が楽しんでやっていること、その人間関係の中で上からは可愛がられ、下からは慕われていることがよくわかります。
傍目にはお互い好きなことを言っているようにしか見えませんが、彼のフランクな人柄もあって皆さんとても楽しそうです。
私は彼と遊んでいる中でそんな仲間にちょこっと入れてもらって、彼の地元の楽しみ方を教えてもらっています。
消防も、祭りも、商売も、決して楽なものではなさそうですが、これからの人生を地元で暮らしていく上での素晴らしい財産を築いているのは間違いありません。
彼自身は、それが普通なかなかできないことだということに気づいていないのかもしれませんが…
自分が楽しめるご近所活動を見つけよう
私は、私鉄沿線の住宅街にある今の家に引越してきて10年経ちました。
テニスとか音楽とかお酒とか、趣味の仲間は増えましたが、本当のご近所で言うとやっと馴染みの店が2〜3軒、これまたやっとお隣のご主人と少し親しくなれて、もしかしたら飲み仲間になれそうな気配、といったところです。
町内の祭りや防災活動にはあまり同年代の男性がおらずワクワクしないのですが、そろそろ腰をあげる準備を、もしくは新しい人たちを巻き込んで何か地元活動を立ち上げようか… などと考えているところです。
動けるうちに、近場の気軽な人間関係を作っておく
歳をとってくると段々遠出が億劫になり、体も弱くなり、遠くへ出かけることが難しくなります。
自分の親を見ていると、ひとつの病気、ひとつの怪我で急に歳をとったように思えることがあり、年齢には勝てないなぁ、無理をすると逆に寿命を縮めることがあるなぁ、と感じています。
だから、
- 年を重ねるにつれて、動ける範囲は狭くなる。
- ご近所でのちょっとした集まりや外出時の挨拶が日常の刺激としてとても大事になってくる。
- 地元・ご近所に、気軽で楽しい人間関係を、
- 動けなくなる前に作っておきたい。
自分からアクションを起こさないと、人との関わりは生まれません。
皆さんも、地元での良い仲間づくりにつながる何かを始めてみませんか?