楽しいこと、やってますか?
私は年に一回、沖縄の慶良間諸島でダイビングを楽しんでいます。
阿嘉島という小さくてきれいな島で、もう30年以上通っています。
ダイビングは学生時代から始めた趣味で、若い頃は海外含めあちこち潜りに行っていましたが、子供ができてからはパタリとペースが落ちてしまいました。
今は年に一度の恒例行事として「この時期、ここだけは!!」ということで家族にお許しを頂いております。
会社にも「毎年ここだけは行かせてください~!」という言い訳でお休みをいただいておりました(通用しない年もありましたが)。
奥さんも元ダイバーなのですが、子供ができてからは潜らなくなって、今は私の単独行動。
・・ですが、家族でも2度ほど遊びに来て、島の皆さんともお友達になって頂いたので、家族公認とさせていただいております(あきらめ?)。
スーパーおばあちゃんとの出会い
2018年秋。
今年も、いつもの島、いつもの宿、いつものダイビングサービスにお世話になったのですが、このときに島で一緒になった方がとても素敵な方でした。
御歳何と81歳!
小柄で穏やかでにこやかでなスーパーおばあちゃん。
大阪府交野(かたの)市からいらしてました。
奈良と京都と大阪の真ん中にある「田舎」だそうですが、さすが関西のおばあちゃん、ちゃんとツッコんでくれるので話していてもとても楽しい(笑)。
ご両親、旦那様のご両親、そして旦那様と、長い長い介護生活で、5人のご家族を見送ったとのことです。
72歳からダイビングを始めて世界中を潜り、経験本数は軽く1000本を超えて、
「今が青春なの」
と笑います。
他に登山や水泳を楽しみ、毎朝起きてから2時間のストレッチを欠かさない。それまでは大変なご苦労をされていたと思うのですが、そんなことは微塵も感じさせずにケロッと笑い飛ばす。
すっかりファンになってしまいました。
多分一緒に潜った他の皆さんも同じ気持ちだったでしょう。
歳をとってもかくありたいと…
苦労の中でも自分の楽しみを見つけることの大切さ
それまで全く泳げなかったのに水泳を始めたのは、
介護ばかりの生活から、いっときでも逃げたかったから。
ダイビングを始めたのは、
旦那さんがついてこれないところに行きたかったから。
おぉ、なんとつらい話じゃないですか・・・
そんな笑えない話を笑い話に変えてしまう、明るいパワーに脱帽です。
きっかけは日常の辛さからの逃避でしたが、そこで見つけた楽しみをしっかり育てて、今や休まずに1Km泳ぎ、一人で山に登り、世界中で年間100本以上潜る。
スーパー!
青春はいつからでも始められる!
きっかけは介護の毎日に追い詰められてのことだったようですが、お役目を終えてからはすっかりご自身の楽しみにしています。
そして人一倍健康に気を付けているのは、人の世話になって自分と同じような嫌な思いをさせたくないという思いから…
- 健康づくり楽しみづくり、
- 周りに迷惑をかけない姿勢、
- 周りから愛される人柄。
これから退職後のセカンドライフ、そして老後を迎える身として、見習うべきところがたくさんありました。
同じ宿、同じダイビングサービスで、日程中はずっと仲良くさせていただきました。
ガイド氏には「親子みたいだね」と言われたりして(笑)
きっとまた、会えるかな。
今回は他に、50歳を超えてご夫婦でダイビングを始めたという70代の先輩もいて、皆さん青春真っ只中!
かくありたいと思える人生の先輩とお知り合いになれた旅でした。有難うございました。
来年も行くぞ~~!! ( `ー´)ノ
・・・結局それ (^^ゞ