50代後半、終活というものを考える歳になりました。(^^;
なるべく人に迷惑をかけずに、健康で幸せな老後を過ごしたいものですね。
ここで質問です。
人生を健康で幸せにしてくれるものは、何でしょう?
それについて、心理学者であるハーバード大学のロバート・ウォールディンガー教授が一つの答えを示しています。
人生を健康で幸せにしてくれるものは・・・
75年間に及ぶ724人への追跡調査から導き出された答えは、
「よい人間関係」です。
教授は以下のように語っています(詳細は文末のリンクを参照)。
ポイント
- 「周りの人とのつながり」は健康に良い。孤独は害になる
- 「身近な人たちとの関係の質」が健康に影響する
- 「良い人間関係」は脳を守ってくれる、記憶力低下を防いでくれる
そして驚くべきことに、この粘り強く長期にわたって行われた追跡調査によると、次のような結果も得られています。
ポイント
- 人にとって最も重要なのは「50代の時の人間関係」で、
- この時の人間関係に満足している人は80代になった時に健康である。
これはなぜかというと、
- 「50代の頃の親密な良い人間関係」がクッションとなり、
- 加齢家庭での様々な問題を和らげてくれている。
50代での人間関係が、80代での健康に影響を及ぼすとは驚きですね!
50代のうちに、ひととのつながりを作ろう
このように、まだ元気な50代のうちによい人間関係をつくっておくことがとても大切だということが、調査からも導き出されています。
これはつまり、
- 何もせず無駄に過ごしている時間を、
- 良い人間関係をつくることに充てるように意識を変えれば、
- より健康な80代を迎えることができる、
ということです。
そして、博士の75年にわたる研究の中で最も幸福だったうちの1人は、
「仕事仲間を遊び友だちに変えてしまえる人」だったそうです。
そういえばそうだ!あいつもあいつも・・・ 何なら私も(笑)
遊び友達は、意外と身近にいるかもしれませんよ。
80代での健康のためにも、今のお付き合いを大切に
人とのお付き合いはテレビより面倒くさいものですが、
テレビの前を離れて人と触れ合い、
周りの人とのつながりをつくり、
身近な人たちとの関係を良いものにする努力が、
我々50代には必要だ
ということですね。
繰り返しますが、
- 人にとって最も重要なのは50代の時の人間関係 で、
- この時の人間関係に満足している人は80代になった時に健康 である
そして
- 「よい人間関係は人を健康にし、幸福にもする」 のです。
人間関係は悪いよりも良い方がいいのは常識ですが、それが「長期的な健康にも影響する」というのです。
驚きですが、何となく納得。
私の身近にいるご老人を見ても、お友達が多い人の方が楽しそうです。親族やご家族といい関係をもっている人はそれだけでホッとします。
よい人間関係、大事です。
あなたの健康と幸せのために、
一人でいることに満足することなく、
よい人間関係を育てていきましょう!
- ロバート・ウォールディンガー: 人生を幸せにするのは何? 最も長期に渡る幸福の研究から | TED Talk
- 「80歳の時に健康であるかどうかは50代の時の人間関係で決まる」など幸福な人生を送るための重要な3つの教訓まとめ - GIGAZINE
- 幸せになる方法(ロバート・ウォールディンガー編)は良い人間関係を作る事!